はじめに
「日本で人口が多い都道府県はどこ?」
「100万人を超えている都道府県は、どのくらいある?」
「人口が一番多いところと少ないところでは、どれくらい差がある?」
普段なんとなく知っているようで、実際の数字までは知らないことも多いですよね。
そこで今回は、データ分析の勉強の一環として、都道府県別の人口データをPythonで整理・集計し、いくつかの視点から見てみました。
今回注目したのは、次の4つです。
- 人口100万人を超える都道府県は、いくつあるのか
- 人口はどの都道府県に集中しているのか
- 最も人口が多い都道府県と少ない都道府県では、何倍違うのか
- 人口100万人前後の都道府県には、どこがあるのか
今回は、「100万人」という基準を置いて、同じデータをいろいろな角度から見てみることにしました。
使用したデータ
今回使用したのは、総務省が公表し、e-Stat(政府統計ポータルサイト)で公開されている都道府県別人口のデータです。
データの基準日は2026年1月1日です。
対象は日本の47都道府県。
このデータをExcelからPythonのpandasに読み込み、都道府県ごとの人口を取り出して、集計や比較を行いました。
使用したもの
- データ:e-Stat 公開統計データ
- 対象:47都道府県
- 基準日:2026年1月1日
- Python
- pandas
- matplotlib
- Jupyter Notebook
まだデータ分析を勉強中なので、今回は基本的な集計やグラフ作成を中心に取り組みました。
まずは都道府県人口を確認
まず、47都道府県の人口データをPythonに読み込んで確認しました。
今回のデータでは、東京都が約1,408万人と最も多く、鳥取県が約52.7万人と最も少なくなっています。
ここから、いくつかの視点でデータを見ていきます。
① 人口100万人を基準に都道府県を見てみる
まず、「100万人」という基準を設定してみました。
100万人を超える都道府県と、100万人以下の都道府県に分けると、次のようになりました。
- 人口100万人を超える都道府県:35都道府県
- 人口100万人以下の都道府県:12都道府県
47都道府県のうち、35都道府県が100万人を超えていることになります。

表にしてみると、都道府県によって人口規模がかなり違うことが分かります。
また、100万人以下の都道府県の中にも、100万人にかなり近いところがあります。
そこで次は、100万人という数字からどのくらい離れているのかを見てみました。
② 100万人に近い都道府県はどこ?
「100万人を超えているかどうか」だけではなく、100万人との差を調べてみました。
100万人との差が小さい都道府県
100万人との差が小さい順にすると、特に近かったのは次の都道府県です。
- 富山県:998,580人
- 山形県:995,995人
- 宮崎県:1,036,017人
- 香川県:931,812人
- 石川県:1,089,861人
- 大分県:1,091,304人
中でも富山県は人口が998,580人で、100万人との差は1,420人でした。
山形県も995,995人で、100万人との差は4,005人です。
数字を実際に並べてみると、単純に「100万人を超えている・超えていない」と分けるだけでは見えてこない違いも分かりました。

今回は、Pythonでこのようなグラフも作成してみました。
③ 人口はどこに集中している?
次に、人口の多い都道府県を上位から見てみます。
人口上位5都道府県
2026年1月1日時点の人口上位5都道府県は、
- 東京都:14,077,553人
- 神奈川県:9,194,723人
- 大阪府:8,775,326人
- 愛知県:7,473,297人
- 埼玉県:7,368,548人
となっています。
この5都道府県の人口を合計すると、
46,889,447人
でした。
47都道府県全体の人口は、
123,767,642人
なので、上位5都道府県で全体の約37.9%を占めています。

上位5都道府県だけで全国人口の約4割に近い割合になることが分かりました。
④ 最も人口が多い都道府県と少ない都道府県では何倍違う?
最後に、人口が最も多い都道府県と、最も少ない都道府県を比較してみました。
最多と最少を比較
最も人口が多いのは、
東京都:14,077,553人
一方、最も少ないのは、
鳥取県:527,236人
でした。
この2つを比較すると、
14,077,553 ÷ 527,236 ≒ 26.7
となります。
つまり、東京都の人口は鳥取県の約26.7倍でした。

同じ「都道府県」という単位でも、人口規模には大きな違いがあることが分かります。
今回の分析で分かったこと
今回は、都道府県人口をいくつかの視点から見てみました。
結果をまとめると、次のようになりました。
| 分析したこと | 結果 |
|---|---|
| 100万人を超える都道府県 | 35都道府県 |
| 100万人以下の都道府県 | 12都道府県 |
| 100万人に最も近かった都道府県 | 富山県 |
| 富山県と100万人との差 | 1,420人 |
| 人口上位5都道府県の合計 | 46,889,447人 |
| 上位5都道府県が全国人口に占める割合 | 約37.9% |
| 最も人口が多い都道府県 | 東京都 |
| 最も人口が少ない都道府県 | 鳥取県 |
| 最多と最少の人口倍率 | 約26.7倍 |
Pythonを使ってみて
今回の分析では、ExcelのデータをPythonに読み込み、pandasを使ってデータの整理や集計を行いました。
また、matplotlibを使ってグラフも作成しました。
まだまだ勉強中ですが、実際の公開データを使って、
- 条件に合うデータを取り出す
- 数値を集計する
- 最大値・最小値を確認する
- 数値同士を比較する
- グラフにしてみる
といった基本的な作業を実際にやってみることができました。
最初は「都道府県の人口を調べてみよう」というところから始めましたが、データを見ていると、
「では、100万人に一番近いのはどこだろう?」
「上位の都道府県だけで、全国の人口のどれくらいになるんだろう?」
と、次の疑問が出てきました。
こうやって一つのデータから別の疑問を見つけていくことも、データ分析の面白さなのかなと思いました。
今後、さらに分析してみたいこと
今回は人口データだけを使いましたが、他のデータを組み合わせると、さらに違ったことが分かりそうです。
例えば、
- 都道府県別の面積
- 人口密度
- 年齢構成
- 出生数
- 死亡数
- 転入者数
- 転出者数
- 世帯数
- 所得に関するデータ
などです。
特に今回使用したデータには人口動態に関する項目も含まれているので、次は、
「人口が増えたり減ったりするのには、どんな要因が関係しているのか?」
ということも調べてみたいと思います。
まとめ
今回は、2026年1月1日時点の都道府県別人口データを使って、Pythonで基本的なデータ分析をしてみました。
今回分かったことは、
- 100万人を超える都道府県は35都道府県
- 富山県は100万人まであと1,420人だった
- 上位5都道府県で全国人口の約37.9%を占めていた
- 東京都の人口は鳥取県の約26.7倍だった
ということです。
今回はまだ基本的な分析ですが、実際のデータを自分で探して、Pythonで整理し、結果をグラフにしてみるところまで取り組むことができました。
これからもデータ分析を勉強しながら、公開されているデータを使って、気になったことを少しずつ調べていきたいと思います。
動画でも見てみる
今回の分析の一部を、短い動画にまとめました。
データ出典
総務省「e-Stat 政府統計の総合窓口」
使用データ:
「令和8年1月1日住民基本台帳人口・世帯数、令和7年(1月1日から同年12月31日まで)人口動態(都道府県別)(総計)」
※本記事では、公開されている統計データを加工・集計して使用しています。データの利用にあたっては、各統計データの利用条件・出典表示等をご確認ください。